土木工事 実績 詳細

市営甲子園九番町団地 第2期建替事業(PFI事業)


工事完了(南面北東向き)

工期 2012/04/01~2014/07/31 場所 西宮市甲子園九番町158-5の一部
発注者 西宮市都市局 住宅部住宅整備課 建替事業第1チーム
概要 解体工事:テラスハウス2階建て19棟及びRC造4階建て1棟 住居数168戸
外構工事:敷地面積11,143.81㎡(外構面積6,347.54㎡+余剰地2,504.45㎡)
施設工種:雨水排水・雨水貯留槽・防火水槽・ゴミ置場・自転車置場336台・ 駐車場50台・児童遊園・植栽・舗装・囲障・その他余剰地分筆用ブロック塀・整地・ネットフェンス等
詳細 本事業対象の市営住宅は1960年~2013年(53年間)供用され老朽化が著しい経緯と西宮市内に点在する市営住宅から転居・集約して同様の老朽化対策を行う主旨と市営住宅居住者のコミニュティ形成と防犯、周辺環境との調和・交流・防災拠点、建物の長寿命化や維持管理の容易性等の提案を客観的評価「PFI法第8条規定」し、民間事業者が設計・施工する総合建築工事です。
 本東急・大喜建設共同企業体は提案・ニーズに即した喜ばれる市営住宅を建設する工事理念に基づき、建築工事を東急建設㈱大阪支店、設計・監理を㈱市浦ハウジング&プランニング、弊社は既存住宅の解体と外構土木工事を施工分担方式で施工しました。

担当者のコメント


解体工事はテラスハウス2階建てが8割を占め、またライフラインは縦横無尽に分岐と整備があり、施工は前後期と約1年半期間が空いたので、解体・外構工事も全て一から始めなければなりませんでした。
周辺環境は南東面に学校と西面にはマンション・団地、北面は供用開始された市住と閑静な環境から特に騒音と粉塵の環境保全対策、周辺道路は通学路により公衆災害の恐れが危惧され等、万全な安全対策と施工工程、1期工事の反省点を踏まえた近隣からの要望等、施工環境は大変厳しいものがありました。
施工におきましては、気候と気象、風向きにより騒音・粉塵の影響が著しくなる方向を把握した対策と手順の駆使、騒音を二重防音とする等により10dB以上を軽減しました。
更に解体工事途中に4棟の軽量鉄骨造に非飛散性アスベスト建材使用が発覚したので、全て人力解体に変更しました。
他にも地中障害物出土等の問題も色々あり工程の見直しを強いられましたが、最終的に無事故・無災害で竣工する事が出来ました。
本工事におきましては、建築工程と競合・輻輳することなく厳しい工程ではありましたが、事業予定通り完成し、仮供用開始されました。
約4ヶ月の入居期間を経て2014年明け早々に後期解体工事に再着手、当初の事業予定月を変更議案により3ヶ月の前倒しが決定し、この結果が功を奏し無事全工程を5月末に完了することができました。
第1期・2期と併せまして工事期間が約5年でしたが、近隣住民の皆様方には多大なご理解とご協力を頂きまして、誠にありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。

事業紹介

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