工期 | 2009/11/18~2011/12/27 | 場所 | 西宮市甲子園九番町158-5の一部 |
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発注者 | 西宮市 | ||
概要 | 新築:住棟4棟280戸・集会所1棟・駐車場84台・駐輪場560台・防火水槽・雨水貯留槽・ゴミ置場・児童公園・植栽・舗装・囲障・その他 | ||
詳細 | 本工事は、去る51年前1960年~1963年(昭和35~38年)に建てられた市営住宅が老朽化、耐震性能の欠如もあり解体し、新に市営住宅を建築する事業で総敷地面積23,294.67㎡を3期に区分した第1期事業に当り、敷地面積12,150.87㎡に市営住宅に必要な施設を建設する工事です。 また本事業は西宮市初のPFI事業で、維持管理や環境への配慮など市営住宅に対する新しい技術を客観的評価「PFI法第8条規定」し、選定委員会の審査評価点と総合評価値で最も優れたグループの提案、コミニュティ形成と防犯、周辺環境との調和・交流・防災拠点、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)Aランク、スケルトン・インフル(可変可能型住宅)といった建物の長寿命化や維持管理の容易性等の提案による、BT方式(Build Transfer=民間事業者が市営住宅を建設し、所有権を西宮市に移転する)事業で、提案・ニーズに即した喜ばれる市営住宅を建設する工事理念に基づき建設共同企業体で施工しました。 弊社はその名で、既存住宅の解体、最も出来栄えを左右する景観仕上げ外構(土木工事)を施工分担方式で担当しました。 |
本事業は設計・解体→申請→施工(土木・建築)→確認→引渡しのフローが主な流れで、当然建築意匠設計に基づいて開発事業の届出、開発事業等におけるまちづくりに関する条例の規定による協議が整った通知を受け、その後建築確認申請を行わなければならない。その間、約7ヶ月の間で準備を含め、既存住宅延べ面積10,476.12㎡を解体し、建築にバトンを渡し、工程上競合を避けるため先行施工を強いなければならない地下構造物「防火水槽・雨水貯留槽・雨水渠」その他必要な道路改築と慌しく日程を消化しました。
いざ建築が始まるとサイクル工程通りどんどん上階へと建ち上がり、厳しい事業予算の中で施工検討を建築設計事務所協力のもと予算を捻出し、2度目の夏を迎えて建築から再度バトンを受け取り、外構工事へとかかりました。「排水・構築・舗装・植栽・・・」、敷地内外とのレベル差と敷地中央へ雨水を導くルートや障害物の距離が無かった為、大変苦労しましたが、施工も景観仕上がりの良否を左右ため法線・標高・位置関係を重点的にチェックし、関係各位の皆様とのコミュニケーションと度重なるご支援・ご協力頂き無事故・無災害で完成することができました。
工事期間中は、近隣住民の皆様方には多大なご理解とご協力を頂き誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
引き続き第2期事業も同様に万全の対策で望みますので、度重なるご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。