当該工事は秋期に松茸狩りの為の工事中止期間が約2ヶ月間もありましたので、工事着手初期の9月に最も多く発生する台風の影響を受けた場合、工事区域内外共に甚大な影響を受ける懸念があり、真夏の8月中に副堰堤の基礎部分3リフト（約3ｍ）を完成しなければならず、とても厳しい工程管理を強いられましたが、無事に乗越えることができました。
また冬期期間は裏六甲特有の寒気が流れ込む為に豪雪に見舞われ、コンクリート性質上最も危惧される養生管理をはじめ、積雪・寒気による運行路の凍結でコン クリートミキサー車（アジデータ車）が往来できず中断する事態が発生しました。
その為工期に間に合わない可能性が生じましたが、再度の工程見直しと打開策の考察を試行錯誤し、融解処理と早朝からの除雪作業などの甲斐があって、無事工期内に完成できました。