土木工事 実績 詳細

神戸地区1号準幹線園路整備工事


着工前(中間点の神戸市道)旧西国街道往還道付替道として利用された徳川道

工期 2008/11/01~2009/03/01 場所 兵庫県神戸市北区山田町藍那地先
発注者 国土交通省 近畿地方整備局 国営明石海峡公園事務所
概要 敷地造成工・法面工・公園カルバート工・擁壁工・雨水排水設備工・園路広場整備工
管理施設整備工・構造物撤去工・仮設工・自然育成工
詳細 本工事は、神戸地区あいな里山公園の都会に残る貴重な里山を活かした公園作りの内、ゾーニング内の棚田ゾーンを縦断する準幹線園路を造成する工事です。
既に施工済みの幹線を結ぶ特に難所となる区間に位置すると共に、起伏の著しい丘陵地形で比較的人里近くにあって、自然が多く残る「里山」として親しまれている山中を活かしながらの道路造形工事です。

担当者のコメント


当該工事場所は、あいな里山公園の名称の如く、古からの農地と山地が入り組んで、田地にはため池が数多く点在し、山地に は貴重樹種の大木が群生していました。
よってこの地形から想定される地盤の状態は、湧水が非常に多く軟弱地盤であることや環境保護の観点から必然的に施工ヤードが狭小となり、尚且つ、設計上盛土材に指定不良土を流用しなければなりませんでした。
この対策として現地盤と改良土共に改良配合・環境対策等の土質試験と試験盛土・盛土管理を何回も繰り返し、単線工事道路として活用しながら安定した道路 体を築くことができました。
また山地の区間は地層と地盤強度変化に伴う施工方法を適宜検討し、神戸市道(旧西国街道往還道付替道の徳川道)との立体交差、大型擁壁、狭小区間に群生 する大木の迂回の変更設計・施工、パイロット道路の立案など色々な創意工夫と施工技術を駆使しながら、非常に短い期間で工事を完成することができました。

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