工期 | 2014/09/23~2015/03/31 | 場所 | 兵庫県西宮市名塩新町 |
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発注者 | 西宮市土木局 道路公園部 道路補修課 | ||
概要 | 名塩第五橋 L=115.0m W=11.4m 道路土工1式、舗装工(歩道、車道)1式、縁石工1式、区画線工1式、橋梁補修工1式、橋梁付属工1式、橋梁防護柵工1式、現場塗装工1式、構造物取壊工1式、仮設工1式 |
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詳細 | 本工事は、西宮市名塩新町に於いて市道塩第8号線(名塩第5橋)の長寿命化修繕計画による橋梁修繕を目的とした工事で、1987年10月から起算して27年の経年劣化による診断、橋としての位置づけによる評価、さらに重要性などを踏まえた上での設計図書に基づく現地調査を実施、上部工コンクリート床版に発生している二方向ひび割れの評価は4段回中の2段階、コンクリート劣化評価は潜伏期である判定より補修工法として、ひび割れ注入工・充填工・断面修復・3径間連続鋼箱桁の耐候性鋼材フランジ腐食部分当て板補修と橋面は全面舗装打ち換えと伸縮装置の取替え等、橋梁付属物を含めた全ての補修工事を施工しました。 |
本工事の橋梁の線形は曲線橋で高低差25m、橋下に公道と名塩川を横断するため3径間連続鋼箱桁に、吊り足場L=115mW=12m、橋脚・橋台部に昇降枠組足場を4個所設置、橋面は市道塩第153号線の北消防署交差点から名塩木之元へ抜ける区間に商業施設駅前センター駐車場とJR名塩駅の出入口が沿線に位置し、居住地からの通勤とショッピング、塩瀬中学校への通学と利用者が多い橋だけに特に、第三者に対する安全確保および補修工事で発生する粉塵・騒音・振動による環境悪化と飛来落下による公衆災害、そして近年増加傾向にある建設三大災害【墜落・転落、重機、倒壊・崩壊】の発生リスクが非常に高い現場だけに、リスク回避が重点課題の現場でした。
橋面補修については、歩道改修に伴う歩行者迂回路(仮歩道)長さ、既設平板再利用のための仮置・運搬方法、そして最も公衆災害のリスク回避に繋がる2工区分割施工を採用、橋梁補修は吊り足場架設手順(昇降・主体・中段作業床と通路)と養生方法(安全ネット・メッスシート・ブルーシート)に重点を置き施工しました。
施工中心配された強風、凍結、降雪の影響は少なく、落下物対策の吊り足場三重シート養生が功を奏し、補修作業中の残塊・塵埃等の落下物を出すこともなく無事故・無災害で工期内に完成できました。
工事期間中は近隣住民の皆様方には多大なご理解とご協力を頂き誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。